漫画紹介

【漫画感想】女子高生たちのゆる~い日常コメディ『ふりだしにおちる!』

どうも! 退職して現在実家に戻っていますが、周りの目が冷たい波沢です!

そんなことはどうでもいいので、今回の百合漫画紹介に移りますね!

さて、今回ご紹介させていただくのは『ふりだしにおちる!』です。


7月27日に第1巻が発売。ナンバリングタイトルということで、いずれ2巻も出てくれるということですね。ありがたや……。

作品の雰囲気としてはゆるく、ふんわり、ほんわか。日常系百合漫画、という区分でしょう。一切のストレスなく読める本作は、極上の癒しを満喫できること間違いなしです。

もうね、とにかくキャラが可愛いです。絵もふんわりしてて、なんだか柔らかくって、指先の描写1つとっても愛おしい! ぜひ読んで欲しい1冊ですね。

こんな人にオススメしています!

  • 日常系の百合漫画が読みたい
  • 陰鬱な要素が一切ない漫画に癒されたい
  • 『エクレアrouge』を読んで、むっしゅ先生の作品が気になっている
この記事には『ふりだしにおちる!』第1巻の内容が含まれています。

『ふりだしにおちる!』について

『ふりだしにおちる!』とは?

 

女子高生ってなんだろう???

ある日中学生の妹に「お姉ちゃんって女子高生っぽくないよね」と言われた、青井鳩16歳(女子高生)。
なんとまさか自分が女子高生っぽくなかったとは! 確かに友達はなんだか女子高生っぽい! むむむ…いったい何が違うのか……! じっくり観察して、立派な女子高生にならねばー!

女子高生の「良さ」が詰まった、ふんわり日常コメディ☆

pixivコミック『ふりだしにおちる!』ページより

 

あらすじから既にのほほーん、としていますね。実際、内容もこんな感じです。

「女子高生っぽくない」と言われた青井鳩は、立派な女子高生を目指して友人たちを観察。彼女たちの言動を見て、女子高生っぽさを探ります。

女子高生っぽさに憧れる鳩は、こんなことをしてみたりします。

  • カーディガンを羽織ってみる
  • 公園で遊ぶ
  • 保健室で寝る(結局できなかった)

……って、これが女子高生っぽい……?

女子高生っぽいって何だろう? 自分は、女子高生っぽい友達と何が違うのだろう?

そんなことを悶々と考えながらも、青井は平和で楽しい毎日を過ごします。

でも実は、友達と何気ない日々を過ごすのって――それって結構、女子高生っぽい。

キャラクタ紹介

青井鳩(あおいはと)

中学生の妹から「女子高生っぽくない」と言われた。喜怒哀楽が激しく、コロコロと変わる表情の変化が愛らしい。だから女子高生っぽくないって言われるんだよ鳩ちゃん。赤ちゃんっぽい匂いがするらしい。初めて会った先輩にも「赤ちゃんみたい」と言われた。果たして彼女が「女子高生っぽい」と言われる日はくるのか!? 多分こないです。

井塚亮(いづかりょう)

鳩のクラスメート。元気いっぱいで本能のまま、思うがままに生きている感じがする。金髪で八重歯とか、性癖刺さる人にはヤバイよ。なんだかんだ言って、一番女子高生っぽさは出ている? 勉強は苦手。嵐みたいな女の子で、そこにいるだけで場が賑やかに。

唯川春子

鳩のクラスメート。圧倒的お姉さん感。もはや母親の包容力。常に冷静で機転が利く、作中最強キャラである。毎朝亮にモーニングコールしている。亮のピンチを助けるのもお手の物で、2人は他とは一味違った信頼関係を築いている模様。亮のお尻も普通に触ってた。こんな感じなので、亮×春子は激推しカップリング。

萩原えみ

鳩のクラスメート。ちっちゃくてツインテールでちょっぴりクール。作中では鳩の妹(灯)とのエピソードがあり、波沢的にはえみ×灯とかの展開もどこかで期待したり……。ツインテールのキャラは大体ちょろい(波沢調べ)という例に漏れず、やっぱり結構ちょろい。常識もあって周りも見てる良い子です。

感想

THE・日常系

女子高生っぽさって何だろう? その問に対し、鳩はとりあえず級友を観察してみます。

それだけ? そう、それだけ。部活動を始めたり、刺激的な出来事を求めたり、平凡な女子高生がある日超能力を手に入れて非凡になる、なんてこともありません。

鳩も自分なりに女子高生っぽさを考えて、実行に移そうとはします。が、どこかズレてて可笑しい。例えば、次の1コマ。

全力で心を休めるために保健室に行けば、女子高生らしくなるのでは……? と考えます。なんじゃそりゃ。

電撃コミックスNEXT:むっしゅ著『ふりだしにおちる!』第1巻p.60より

もちろん、それで女子高生っぽさが向上するわけでもなく――というかほとんどの場合、彼女は実行に移すこともできず――結局物語が始まる前と変わらぬまま終わります。

終始そんな様子なので、とにかく何の変哲もない時間だけが続きます。

ひたすらに繰り返されるのは、平穏で際立った異変もない、小さな騒がしい日々。誰かの悪意も存在しません。ただ女子高生4人を中心に、なんでもない日常が続いていくだけ

んー、これぞ日常系。素敵です。

それとこの作品、話のテンポが非常に良いんですよね。

何故なんでしょう? コマ割り? キャラの性格や相性の良さ? 擬音の使い方?

素人の私には理由が判然としないのですが、とにかくテンポ良く、気持ちよく読み進めることができます。で、何度も繰り返し読みたくなっちゃう。不思議です。

百合漫画の面を見る

主要キャラどころか脇役キャラにも男子はおらず、女子高生4人組がワイワイガヤガヤしている。百合ですね!

恋愛感情を抱いている描写は1巻現在ありませんが、心を許し合っている友人だからこそできるやりとり、というものが随所に垣間見えます。特に亮と春子の間には多いですね。

「お嫁にいけなくなっちゃうとこだったぁ」と漏らす亮に「そしたらうちにおいで」と返す春子。気の置ける間柄だからこそできる会話です。

電撃コミックスNEXT:むっしゅ著『ふりだしにおちる!』第1巻p.79より

他にも鳩と、その妹・灯の関係ですね。普段からどこか抜けた性格をしている鳩に対し、灯はしっかりとして大人っぽい雰囲気を漂わせます。

普段の2人はどっちがお姉さんか判らないような感じです。例えば灯は

  • 鳩にカギを届けに行く
  • 寝癖をヘアアイロンで直す

といったことをしてあげます。

電撃コミックスNEXT:むっしゅ著『ふりだしにおちる!』第1巻p.14より

ちぐはぐな、でも仲の良い姉妹である2人は、ひょんなことからホラー映画を観ることになります。でも灯はホラー映画が苦手。苦手なホラー映画を観た灯を気遣って、鳩は彼女と一緒に寝てあげます。

一緒のベッド。一緒の布団で。二人並んで。

この距離感が素晴らしいです。恋人でもないし、姉妹で禁断の恋愛を、というわけでもないんです。気を許し合った、心から信頼できる姉妹だからこその距離感。

こういったキャラとキャラの関係を丁寧に描いていて、その描写がとても心地好いんですよね。

まとめ

今回は『ふりだしにおちる!』の紹介記事を書かせていただきました。

『エクレア rouge』でも先生の短編漫画が収録されていたので、そちらで気になっている方もチェックしてみてくださいね。(というかTwitter上で先生が前ページ公開なさってます!)

以上、『ふりだしにおちる!』紹介記事でした。2巻が楽しみです!

『エクレア rouge』での紹介は以下からどうぞ

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波沢るい
働き始めて4ヶ月。適応障害を告知され休職中。どうせなら空いた時間でブログ作るかァ! と始めた次第。百合を読み、百合小説を書きます。